【2016/4/6追記 現地レポートはこちら↓】
・新宿駅バスターミナル「バスタ新宿」と電車一望の駅前広場に行ってみた(2016/04/06記事)
国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所は1月8日、今春オープン予定の「新宿南口交通ターミナル」の愛称が一般公募により「バスタ新宿」に決定したと発表しました。
【追記】同事務所は2月8日、「バスタ新宿」の開業日を2016年4月4日(月)と発表。
駅前渋滞や、高速バスの乗換が大変だった新宿駅
日本一の乗降客数を誇る新宿駅の南口に接する新宿跨線橋(国道20号)上は、1日約6万台の車と約14万人の歩行者が通行していますが、ゆとり空間が乏しくタクシーや一般車の乗降等の影響で慢性的な交通渋滞を引き起こしています。
また、大正14年に架けられた新宿跨線橋は老朽化と耐震性の面から架け替えが必要でした。
さらに新宿駅は首都圏を代表する交通結節の要衝でありながら、高速路線バス乗り場が点在するなど、鉄道・高速路線バス・タクシー等、交通機関相互の乗り換えの利便性にも乏しい現状にあります。
そこで、同事務所は跨線橋の架け替えと交通結節点(ターミナル)の整備、地下歩道の整備により、新宿駅南口前を中心とした人優先の安全・安心で快適な歩行者空間を創出すべく、事業を展開しています。
「バスタ新宿」とは
今回、新たに整備されるターミナル施設「バスタ新宿」は、これまで駅周辺に分散されていた高速バスのりばを集約するとともに、関連施設の整備を行うことで鉄道駅と高速バス、タクシー等との円滑な相互乗り換えが実現されます。
”日本一”のバスターミナルに
新宿駅南口バスターミナル「バスタ新宿」は高速・長距離バスの発着便数および長距離バスの停車場数ともに”日本一”となります。
駅周辺に分散していた“のりば”を集約
これまで駅周辺に分かれていた高速バス乗り場が集約され、誰にでもわかりやすい“のりば”が誕生します。
集約されるバス発着所(予定)は、京王ターミナル・ウィラーターミナル・西口ロータリー・新宿センタービル・明治安田生命ビル・VIPラウンジ・南側駐車場・小田急・左山ビル等です。
JR新宿駅の南口に直結
「バスタ新宿」は2階にJR新宿駅南口改札・歩行者広場があり、真上の3階がタクシー乗降場等、4階が高速バス関連施設に。鉄道の改札から他交通機関への乗換えがより身近になります。
施設のバリアフリー化や待合所の整備
高速バスターミナルの質的向上が図られます。
施設内に東京観光情報センターを設置
都内のみならず全国の観光情報を多言語で提供するとともに、旅行予約など旅行者のニーズを捉えたワンストップサービスを提供します。
「バスタ新宿」の開業日
2016年4月4日(月)新宿発初便から(4時00分)となります。
高さ170mの複合ビルも隣接地にオープン
「バスタ新宿」隣接地(旧・新南口駅舎跡地)には高さ約170mの複合ビル「JR新宿ミライナタワー」が2016年3月に完成します。
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画像提供:国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所
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