全席レストラン車両!西武鉄道「52席の至福」にひと足早く乗ってみた

  • 公開 2016.04.14

【2016.4/17】記事更新・写真追加


西武鉄道に、2016年4月17日にデビューするレストラン観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」。都心から乗ることができ本格的な食事が楽しめる観光列車にいち早く乗ってみます。


全席レストラン車両で都心から秩父・川越へ! 西武鉄道、観光列車を発表(2015/06/16記事)

「西武 旅するレストラン 52席の至福」とは?


52席全てが食事を楽しめる空間の観光電車。3号車の厨房車両はオープンキッチンスペースがあり、調理する様子などを見ることができます。

また1号車にはイベントや結婚式・披露宴なども開催可能な多目的スペースも備わっています。


52席の至福

52席の至福


車両は、飯能~西武秩父駅間を中心に運行している「4000系」(4両編成1本)をリメーク。

自然を貫く荒川の水の流れを車両の外観デザインに取り入れ、内装には沿線の伝統工芸品や地産木材を一部に使用しています。


実際に見学してみた(第一部)



まずは「52席の至福」内覧の様子をお伝えします。


1号車(多目的車両)



1号車から入ります。多目的車両で、イベントや披露宴などもできるように広いスペースになっています。



1号車には多目的トイレが設置されています。


2号車(オープンダイニング車両)


食事ができる車両に入ります。



2号車はエレガントな雰囲気。鍾乳洞や洞窟をモチーフとした天井を持つ、落ち着いた色調の車両。天井仕上げには柿渋で着色した和紙を使用しています。



ディナーコースもディスプレイされています。


3号車(キッチン車両)



3号車はキッチン車両。半分はオープンキッチンになっていて、調理の様子を見ることができます。



杉材の通直で美しい木目を活かした車両です。



4号車(オープンダイニング車両)



渓流の激しい流れを表した、木格子の天井を持つ車両。不燃処理を施した西川材の木格子は、無垢の杉材特有の薫りを持ち、車内を木の薫りで満たします。



4号車も食事のできる車両。天井が印象的です。


実際に乗ってみた(第二部)



いよいよ、「52席の至福」の試乗スタート。とても電車の中とは思えない空間です。



西武線の車両とすれ違いながらスパークリングを飲みます。



今日は、実際にはディナーの列車で出される料理を頂いています。



アミューズ「温かい海鮮茶碗蒸し」



前菜「至福の12種類の前菜」



スープ「CHICHICON~武州和牛のWコンソメ」



メイン「里芋リブロース巻黒酢煮込みフカヒレ添え」



ご飯「鯛ご飯 狭山茶漬け」



走る電車の中で食べるお茶漬けは新鮮です!



最初はそのままで、次にお茶漬けとして楽しめます。



デザート「ごまふぇ」



デザートには紅茶またはコーヒーが付きます。



ディナーコースではお土産つきです。また、コースターも記念に持ち帰ることが出来ました。



試乗会列車は終点西武秩父駅に到着しました。


写真右が「52席の至福」、写真左がリメーク元の「4000系」です。



「52席の至福」はどうやったら乗れるの?


臨時電車として、土休日を中心に年間100日程度の運行を予定。各日、【池袋⇔西武秩父】【西武新宿⇔西武秩父】【西武新宿⇔本川越】いずれか一つの行路で運行、往路はブランチ、復路はディナーとして営業します。


運行開始日は2016年4月17日。予約は「52席の至福」専用Webサイトにて受け付けています。


試乗動画



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取材協力:西武鉄道


「西武 旅するレストラン 52席の至福」 - 西武鉄道 専用Webサイト




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