想像以上の快適さ!寝台特急「カシオペア」に乗ってみた【乗車記】

  • 公開 2015.10.02

北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)開業に伴い2016年3月で運転を取りやめる、上野~札幌間を結ぶ寝台特急「カシオペア」。


今回、その「カシオペア」号に上野駅から乗車。その様子をリアルタイムでお伝えしてゆきます。


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上野駅に入線した寝台特急「カシオペア」。



カシオペアは、上野を16時20分に出ますが、入線はかなり早く、15時35分にやってきました。



いよいよ乗り込みます!



でもまず向かうのは、部屋ではなく3号車の「ダイニングカー」。
ここで、共用シャワールームの利用券を購入するためです。シャワーカードは数に限りがあり、発車前から発売するので早めに購入します。

ちなみに「カシオペアデラックス」「カシオペアスイート」という部屋には中にシャワールームが備わっています。


部屋(カシオペアツイン1階)の様子



改めて部屋に向かいます。2階建て車両で、ツインは部屋によって1階室と2階室、車端部の平屋タイプがあります。今回は階段の下にある、1階室です。



今回泊まる「カシオペアツイン」1階です。



「カシオペアツイン」各部屋には、トイレと折りたたみ式の洗面台がついています。コンパクトながら、機能性はとても高く、快適に過ごすことができます。



鏡の裏にはコップと歯ブラシも用意されています。



発車後ほどなくして、コンコン、とノックが。きっぷ拝見かと思いきや、ウェルカムドリンクのサービスと、翌朝使えるモーニングコーヒーチケットを頂きました。



その後、車掌さんの検札があり、しばし車窓を楽しみます。1階室のため目線は低いですが、大きい窓で流れゆく車窓を楽しめます。


ダイニングカー(ディナータイム)



さて、今回は17時15分からのディナーを予約していますので、3号車ダイニングカーに向かいます。



「北斗星」の食堂車とはガラリと雰囲気が違って、モダンな内装です。2階席なので(1階が厨房)、眺望は抜群です。



メニューは記念に持ち帰りができます。



17時15分〜のディナーは和食の懐石御膳です。意外とボリュームがありました。



共用シャワールーム



食事の後は、乗車時に予約したシャワーに入ります。予約時に一緒に購入した「シャワーセット」(ボディソープ・シャンプー・リンス・フェイスタオル)を持って、指定されている6号車の共用シャワールームへ。



廊下から、扉を開けたところです。更衣室になっています。



鍵をかけて、シャワーカードを挿すとシャワーが利用可能になります。



シャワールームの様子です。部屋の使用時間は30分、お湯が出る時間は合計6分間(洗う時など、途中で止めることが可能)です。


ラウンジカー



シャワーを浴びた後は12号車のラウンジカーへ。



時間帯によっては、12号車の車端部は「売店」として営業しています。飲み物やおつまみ、お土産品などがありました。



ラウンジカーに一歩入ると、幻想的な空間が広がります。



この車両のすぐ前は先頭の電気機関車です。



最前列のソファに腰掛けると、窓が床まで広がっていて迫力があります!



ラウンジカーにはJR時刻表や、乗客が想い想いに書き込んでいる旅ノートなどがありました。



ラウンジカーは、サービス電源用の発電車も兼ねているため、ラウンジ部分以外は長い通路が続きます。


ダイニングカー(パブタイム)



車内探検しているうちに、またお腹が空いてしまいました。ダイニングカーでは、予約制のディナー(3回転)の後は「パブタイム」という、予約不要の営業が行われます。22時半のラストオーダー直前にダメもとで覗いてみたら、運よく入ることができました。



メニューはビーフシチュー・ハンバーグ・ビーフカレー・パスタといった食事から、軽食、アルコールなど様々です。



ソーセージ盛り合わせを頼んでみました。



こちらはビーフカレー。お腹いっぱいになったところで、お部屋でゆっくりして眠りにつくとします。


ダイニングカー(朝食)





朝起きて、身支度をしてダイニングカーへ。食べてばかりですが、北海道の雄大な景色や牧場などを眺めながら食べる朝食はまた一味違います。朝食は予約不要で、洋食と和食の2種類があります。



そうこうしているうちに、まもなく列車は終点札幌へ。あっという間の19時間でした。


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