新幹線「N700S」確認試験車の先頭車搬出作業を見てきました【レポート】

  • 公開 2018.02.17

2018年2月17日、日本車輌製造 豊川製作所にて次期新幹線車両「N700S」確認試験車の先頭車搬出作業を見てきました。

この日は先頭車両のトレーラーへの積み込み作業や、技術開発成果物(機器)の公開が行われましたので、その様子を写真を中心にレポートします。




「N700S」って?


東海道・山陽新幹線に2020年度デビュー予定の次期車両。


  • ブレーキシステム、駆動システムなど技術開発成果による新技術の採用
  • 16両編成以外の短編成も組める床下機器の構成
  • 普通車含め全座席へのコンセント設置
  • より環境性能を向上した先頭形状への変更

などが特徴です。


左:N700A 右:N700S(模型)


まずは確認試験車(16両編成)が2018年3月完成予定です。

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東海道・山陽新幹線、新型車両「N700S」デビューへ(2016/06/24記事)
お忘れ物減る新幹線!?「N700S」デザインのポイントまとめ(2017/06/30記事)




N700S確認試験車先頭車外観



工場内に入ると、新幹線先頭車の姿が。「N700S」確認試験車、塗装完成外観の事実上初お披露目です。



完成したてとあって、真っ白でピカピカの車体でした。



未塗装の状態の鋼体は昨年見ましたが、塗装されて完成状態となるとまた全然違いますね。ちなみに鋼体で見たのと同じ車両(16号車)だそうです。



全体を見ると従来のN700Aに似ていますが、真正面から見ると結構形が違うのが分かりました。具体的には左右のライト周りがN700Aよりエッジの立った形になっています。



先頭部の青帯のデザインも変わりました。N700Sの「S」を表現しています。



また前照灯は20%大きくなり、LEDライトを新幹線で初採用します。




技術開発成果物(機器)の公開


続いて術開発成果物(機器)がお披露目されました。



写真左からN700系、N700A3次車、N700Sの主変換装置(CI;三相交流に変換し、主電動機を駆動する装置)の比較。初期のN700系に比べN700Sはかなり小型になっているのが分かりました。



写真上段は主変圧器(取り入れた電源を降圧する装置)の比較、下段は主電動機(車両の台車に搭載し歯車を介して車輪を回転させる装置)のN700Aとの比較(左側がN700S)。


先頭車搬出作業


そしていよいよ先頭車をトレーラーに載せる作業が始まりました。



まず一度車体を吊り上げます。



新幹線が空中に!



そしてトレーラー輸送の後輪部分がやってきました。手押しでやってきてビックリ。



いよいよ、トレーラーへ…!



新幹線の大きくピカピカな車体が宙を舞う姿は迫力満点!



この日現地はものすごく風が強い中、少しずつ少しずつ、位置を微調整しながら慎重に降ろしていました。



いよいよトレーラーに搭載完了。



今日この16号車および、15号車をJR東海浜松工場に運び確認試験車16両分の陸送が完了します。



その後16両に繋ぐ作業、そして走行試験をするための機器を積み込む作業等を経て、2018年3月20日より走行試験を開始する予定とのことです。


【動画】



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