仕様も”相互直通”に!東京メトロ日比谷線・東武スカイツリーラインの新型車両デビューへ

  • 公開 2015.06.17

東京メトロと東武鉄道は6月17日、日比谷線・スカイツリーライン相互直通運転の新型車両、東京メトロ「13000系」・東武鉄道「70000系」の基本仕様を発表しました。ヘッドラインニュースでは既にお伝えしましたが、改めて解説をしながらご紹介します。


「13000系」・「70000系」って?


相互直通運転を行っている東京メトロ日比谷線(中目黒~北千住)と東武スカイツリーライン(の一部;北千住~南栗橋)にデビューする新型車両で、外観のデザインは2社で異なりますが、多くの部分で共通化を図っているのが特徴です。


東武 直通用 新型車両 70000系

東武鉄道スカイツリーラインの日比谷線直通用新型車両「70000系」


直通用新型車両はココがすごい!


現在の車両と比べて様々な進化がみられますが、その中でも特に注目のポイントをピックアップします。


①ドアやフリースペース・優先席の位置が揃う


これまでの両社の直通車両は1両あたりの片側のドア数が3ドアと5ドアが混在していましたが、すべて4ドアに統一。
またフリースペースや優先席の位置なども両社間で統一化され、どの車両が来ても分かりやすくなります。

またドア位置の統一により、日比谷線で予定されているホームドア設置における課題の一つが解消されます。


東京メトロ 日比谷線 新車 13000系

東京メトロ日比谷線の新型車両「13000系」


②座り心地アップ、騒音ダウン


車内が快適に。具体的には次のような点が挙げられます。2社とも共通です。


  • 冷房能力のアップ
  • 1人あたりの座席幅を広げ、クッション性を改良。座席横の仕切りを大型化
  • レールと車輪から発せられる騒音を低減するため、東京メトロ銀座線の新車と同様の「操舵台車」を採用
  • 連結面や座席横の仕切り、荷棚に透明な強化ガラスを採用、開放的な車内に

東武 70000系 車内

東武鉄道「70000系」車内イメージ


③ドアの上には3画面のワイド液晶


各車内ドア上部には17インチワイド液晶の車内表示器を3画面搭載。

外国人乗客の増加を踏まえ、乗換案内や駅設備案内を多言語に対応するとともにニュースや天気予報等、より多くの情報が提供されます。


④優先席の増設・フリースペースの新設


車いす・ベビーカーを利用の方や、旅行等で手荷物が多い乗客に配慮し、全車両にフリースペースを設置。また車端部の座席は全て優先席となり、優先席数が増加します。


直通用新型車両デビューはいつ?


この直通車両「13000系」と「70000系」は、2016年度から2019年度にかけて導入される予定となっています。


画像提供:東武鉄道

東京メトロ日比谷線・東武スカイツリーライン新型車両の形式と基本仕様が決定 - 東武鉄道ニュースリリース


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