東京都内(早稲田~三ノ輪橋間12.2km)を走る路面電車「都電荒川線」に新型車両「8900形」が2015年9月18日デビューします。進化し続ける都電の最新鋭車両に、ひと足早く乗ってみました。
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「8900形」の外観です。直線基調の先頭形状でシンプル且つスッキリとしたフォルムになっています。
2015年9月18日(初日)にデビューする「8900形」はオレンジ色の2両。デビュー記念ヘッドマーク付きです。
都電荒川線の従来型車両との並び。
車内に入ってみましょう!
壁面は清潔感と落ち着きのあるアイボリー柄、天井とロングシート袖仕切りはナチュラルな木目柄。床はノンスリップタイプの石目柄になっています。
窓は紫外線/熱線吸収ガラスを採用。座席袖仕切りは大型のものになりました。車いすスペースは2か所設けられています。
座席の表地は、荒川線の沿線に柵バラをモチーフにした柄を背景に、荒川線のマスコット「とあらん」がデザインされています。
優先座席のクロスシートも「とあらん」がデザインされています。
オレンジ色の縦手すりが各所に設置されています。また、降車ボタンの数が従来の車両よりも増大。
つり手は、2通りの高さのものが配置されています。
車内の照明にはLED式室内灯を採用。
側面の窓の上方は開けることができます。
両側の乗務員室仕切りの壁には15インチ2画面の液晶モニタが設置されています。左画面は行先・次駅案内、右画面は広告などが動画で流れます。
ハートの吊り手を発見!
従来より視界を広げたという乗務員室。
乗務員室の座席の柄も「とあらん」シートです。
都電荒川線は、沿線に咲くバラのようにとてもカラフル!
この「8900形」も、今回のオレンジ(「8901」「8902」)に加え、ブルー(「8903」「8904」)、ローズレッド(「8905」「8906」)、イエロー(「8907」「8908」)も登場予定。ますます快適でカラフルな路線になります。
ちなみに同社が提供しているサイト「都電運行情報サービス」にアクセスし、「車両検索」画面で「8900形」を指定すれば、現在位置を知ることができます。この「8900形」に狙って乗りたい!という方はぜひ活用してみてください。
取材協力:東京都交通局
・都電運行情報サービス - 東京都交通局公式
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