静岡県伊東市の伊東駅で2015年12月19日、JR伊東線開業77周年を記念した地域イベントが行われました。
イベントの目玉の一つとして、伊豆東海岸沿いを走る伊豆急行のレトロ電車「100系」が入線し、展示されました。
伊豆急行のレトロ電車「100系」とは?
1961年の伊豆急行線開業と共にデビューした車両です。鮮やかなハワイアンブルーの配色や大きな窓が当時話題に。また普通車のみならず「グリーン車」や「軽食堂車」など様々な車両バリエーションが存在した事も大きな特徴です。
2002年に”現役引退”。その後2011年に1両が復元され、団体・ツアー用列車として活躍中です。復元車両ということで、同社が単独管理している伊豆急下田~南伊東間で運用されています。
13年ぶりに「100系」が伊東駅にやってきた
伊東駅は熱海~伊東間を結ぶJR伊東線と伊豆急行線の接続駅でもあります。
先述の通り「100系」は復元後は1駅となりの南伊東駅までの運用のため、現役引退の2002年以来13年ぶりに伊東駅に姿を現しました。
今回は企画展示のため特別に回送として入線しましたが、営業運転で姿を現すかどうかは現状では未定です。
「100系」の横サボ(側面の行先板)には伊東駅入線を記念したものが掲出されました。
また、JR東日本の団体専用お座敷電車「宴」も展示されました。記念ヘッドマークを装着準備中。
イベントは地域の方々などで賑わっていました。
本物の電車の横をミニ電車が走っていました。
電車の形をした記念撮影ボードも。
お座敷電車「宴」の車内では、写真展や運転室記念撮影、車掌体験などが行われていました。
グッズや弁当販売なども行われました。こちらは伊豆急行のグッズ販売ブースです。
イベント等でしか手に入らないレアグッズも。
「100系」は車内にも入ることができました。
「100系」車内の様子です。窓が大きく、車内も明るいのが印象的。実際の100系ツアー乗車レポートもあわせてどうぞ。
「100系」車内から伊東駅の看板や特急「スーパービュー踊り子」号をのぞみます。
首都圏と伊豆を結ぶ特急「スーパービュー踊り子」号では、期間限定で”満開の花”がラッピングされ始めました。
2016年1月1日から3月31日の間は「伊豆・箱根・湯河原 温泉いっぱい花いっぱいキャンペーン」が行われ、首都圏などからさまざまな臨時列車が運行されます。この機会に、新春・早春の伊豆方面に列車で出かけてみてはいかがでしょうか!
【動画】伊豆急「100系」伊東駅入線の瞬間
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