【2016.9/14更新】最下部のツアー情報を更新しました。
伊豆半島を走る伊豆急行が期間限定で開催している、伊豆の車窓・グルメ・温泉・観光が日帰りでギュッと詰まった「伊豆急レトロ電車ぶらり旅」ツアー。
2015年4月に第1弾乗車の様子をレポ―トしましたが、好評につき2015年10月からは第3弾を開催。今回は内容も”大幅リニューアル”とのことで、早速初日の列車に乗ってみました。その様子をリアルタイムでお伝えしてゆきます。
このツアーでは①「下り編」(伊豆高原駅→伊豆急下田駅)と②「上り編」(伊豆急下田駅→伊豆高原駅)の2コースがあり、それぞれで違った体験や食を味わえます。今回も往復で参加。片道参加でもOKです。
午前9時50分、伊豆急行線の「伊豆高原駅」にやってきました。
①下り編(伊豆高原駅→伊豆急下田駅)
改札前で受付を済ませます。
時間になると、アテンダントさんから集合がかかります。参加者はまとまって改札を抜けてホームへと向かいます。
レトロ電車「100系」
かわいい1両編成のレトロ電車「100系」です。今日はこの車両が色々な所に連れて行ってくれます。
昭和36年生まれの「100系」車内は、レトロながらも美しく手入れされています。また大きなテーブル(折り畳み式)も設置されています。
東伊豆海岸の絶景車窓
伊豆高原駅を出発し、東伊豆海岸線の絶景ポイントを1.5往復(3回)走ってくれます。今日は波が大きく、迫力満点。
伊豆稲取駅で一旦途中下車します。ちょうど、同じ色の「リゾート21」と並びました。
みかん狩り
ここから、マイクロバスに乗り換えます。
移動すること5分、みかん農園に到着。第三弾では「みかん狩り体験」ができるのです。農園の方から説明を受けます。
取るときに、はさみがあったほうが良い!という方は保証金千円で借りることができます。(はさみ返却時に千円は戻ります)。
いよいよ、みかん狩りへ!
みわたす限りみかん!みかん!
子供から大人まで夢中です。
早速もぎ取って食べてみました。とっても甘い!
意外と思ってたより少ない数で満足していました。でもお土産にして、また家でゆっくり食べたいです。
取ってその場で食べる分は食べ放題で、お土産に持ち帰る分は量り売りになります。持ち帰り用の赤い網に入りきらないほど買っている方も!
チョット気になるものも…
農園の中に気になるものを発見。肥料や、収穫したみかんを運ぶ”モノラック”です。
ぜひ動いている所も見てみたいものです。
線路が分かれている個所もありました。ますます気になります。
さて伊豆稲取駅に戻ると、ちょうど「100系」がお迎えに来ました。
豪華伊勢海老弁当
乗車後の車内ではおまちかね、豪華伊勢海老弁当が配られました。
駅弁販売はしておらず、このツアーに参加した人のみが味わえる幻のお弁当です!
お弁当はもちろん車内で食べることもできますが、ぶらり旅第三弾ではそれだけではありません。
片瀬白田駅停車中に、希望者に配布されるレジャーシートを持って改札を出て、海の見えるところで食べたり、駅前の公園で食べることもできます(停車時間は45分程なので乗り遅れないように!)。
公園で食べるとこんな感じです。和風な景色に囲まれてまったりできます。
公園の近くからは電車もよく見えます。
海岸方面にも行ってみましたが、この日は波が高かったので見学だけにしておきました。穏やかな日は、海風が気持ちいいでしょうね!
片瀬白田駅ホームからも海が見えます。
長時間停車後、「100系」は一気に南下します。
そして電車は伊豆急下田駅に到着。
伊豆急下田駅から5分ちょっと歩いたところにある「宝福寺」にやってきました。
宝福寺で「坂本龍馬とお吉のお話」
このお寺は「坂本龍馬」と「お吉(きち)」という2人のキーパーソンが関わっているお寺です。
特になぜ下田で「坂本龍馬」が?と感じられる方も多いかもしれませんね。
その答えは、このぶらり旅下り編最後のプログラム「坂本龍馬とお吉のお話」を聞くと分かります。
幕末という荒波の時代におけるこの2人の下田での出来事・歴史背景を分かりやすく説明して下さります。
下り編はこれで終了。筆者は上り編も乗るため、再度伊豆急下田駅に向かいました。
②上り編(伊豆急下田駅→伊豆高原駅)
改札口付近で受付をすませ、アテンダントと共にホームへ入ります。ちょうど車掌さんが「100系」の窓を掃除していました。大切にされていますね。
今井浜でホテルスイーツ
「100系」に乗って、伊豆急下田駅から今井浜海岸駅まで乗車。
駅から5分ほど歩き、リゾートな雰囲気の伊豆今井浜東急ホテルにやってきました。
こちらではホテルのパンケーキを頂きます。通常このホテルでは2人前以上での提供で、1人前は「ぶらり旅」限定です。
どっちを選ぶ!?熱川温泉入浴またはたっぷり100系コース
再び100系に乗り、伊豆熱川駅に停車。ここでコースが分かれ、「温泉入浴」の方は途中下車、「たっぷり100系」の方はそのまま乗車します(温泉入浴は前回の記事参照)。
筆者は「たっぷり100系」コースのため、引き続き100系の旅を楽しみます。家族連れの方は子供用制服を着て車内で記念撮影などもしていました。
また「100系」車内では伊豆急の鉄道グッズも販売していました。
途中駅では長時間停車もあるので、ホームや駅周辺を散策。
ちょっとレトロな(?)アイテムをパチリ。
そして「たっぷり100系コース」の目玉は、伊豆稲取駅で普段お客さんを乗せて入ることのない「貨物線」に入線することです。
かつては、ここでミカンなどを積み込んで、実際に伊豆急線内を貨物列車が走っていたそうです。
信号の下の「貨」という文字が、貨物線にいる証拠です。
だんだん日も落ちてきました。
そして再び伊豆熱川駅に到着。ここで温泉入浴してきた方々をピックアップし、伊豆高原駅に戻ってきました。
これにて、「100系」ぶらり旅が終了。
今回も伊豆の魅力を効率よく満喫することができました。
前回(第一弾・第二弾)と内容が一部変わったので、これまで伊豆急ぶらり旅に参加した事のある方もまた改めて楽しめますよ。もちろん、参加した事のない方もぜひ体験してみてください。
取材協力:伊豆急行
関連記事:絶景車窓に豪華伊勢海老弁当!伊豆急レトロ電車ぶらり旅に参加してみた - 第1弾乗車レポート(2015年4月記事)
「ぶらり日帰り電車の旅」ツアー情報【2016.9更新】
好評につき2016年10月~12月にかけて、ぶらり旅第5弾が開催されます。
※内容リニューアルのためこのページの内容と異なります。
申し込みは電話または伊豆急行ホームページ内の下記フォームで受付。先着順ですのでお申し込みはお早めに!
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