【2016/05/30】記事更新・写真13枚追加
上越新幹線の越後湯沢~新潟間に2016年4月29日デビューした“走る美術館”「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」に乗ってみました。
・アートカフェ新幹線「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」外観デザイン発表(2015/10記事)
![GENBI SHINKANSEN 現美新幹線](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e10775373e.jpg)
GENBI SHINKANSEN 現美新幹線
「現美新幹線」ってどんな列車?
新幹線用車両「E3系」を改造。「11号車~16号車」の6両編成で、6両すべてが現代アートのアーティストのプロデュースによる空間となっています。
新幹線で移動しながら現代アートを鑑賞するというユニークな演出を体験しに行ってみます。
実際に乗ってみた
東京から新潟へ
今回乗る現美新幹線は新潟発越後湯沢行きの「とき452号」。
![東京から乗ってきた「とき311号」](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572f26c53112c.jpg)
東京から乗ってきた「とき311号」
東京、大宮を出ると新潟までノンストップの「とき311号」で向かえば東京〜新潟が約1時間半で移動でき、「とき452号」にも間に合います。
現美新幹線の外観
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572f2c608fcea.jpg)
新潟駅に独特のオーラを放つ新幹線が停車していました…!
実際に見ると先頭車の前面は濃い藍色なのですね。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c0652291e2.jpg)
現美新幹線の外観は写真家の蜷川実花氏がデザイン。
列車自体をキャンバスに見立て、「長岡の花火」を描き出しています。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c0653299a4.jpg)
全く窓がない車両も。検測新幹線「ドクターイエロー」以上に真っ平らな新幹線の側面は新鮮でした。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e12aa893fa.jpg)
車内がチラっと見えました。これが新幹線の車内だと…!?
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c1cdcebe62.jpg)
最高時速210キロの”走る美術館”、「現美新幹線」にいよいよ乗車。駅員さん達がホームで横断幕を掲げて見送ってくださりました。
現美新幹線の車内(12・14~16号車)
![現美新幹線12号車の車内](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c1cddeca05.jpg)
現美新幹線12号車の車内
中に入ります。12・14〜16号車は車内を自由に回って鑑賞できるミュージアム車両。
![現美新幹線14号車の車内](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c1cdee9e95.jpg)
現美新幹線14号車の車内
片側にソファ、もう片側は作品展示となっています。
![現美新幹線15号車の車内](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c1cdd78504.jpg)
現美新幹線15号車の車内
号車ごとに違うアーティスト、そして違う展示方法がとられています。
![現美新幹線16号車の車内](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c1cde6e998.jpg)
現美新幹線16号車の車内
車内の詳しい写真やみどころは追って記事後方に追記します。
カフェ(13号車)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e6b3079360.jpg)
コーヒーの香りに誘われて13号車にやってきました。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c293438ece.jpg)
カフェスペースでは魚沼産米粉バニラケーキといったスイーツや、こだわりのコーヒーなどが販売されています。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e6bad45766.jpg)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e6b4c2dcd0.jpg)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e6b9f8ed4f.jpg)
アルコールも販売されています。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c2935297e4.jpg)
ちょっとしたテーブルや椅子もありました。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c29359dc28.jpg)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c37be9ab33.jpg)
今回は旅行商品で乗っているので、記念品の現美新幹線ロゴ入りカトラリーを頂きました。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572e6e877ee60.jpg)
キッズスペース(13号車)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c37bf1aa09.jpg)
13号車は、カフェのほかキッズスペースも。
普通車指定席(11号車)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c37bfa14e1.jpg)
11号車は普通車指定席。もちろんアート空間です。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c5c4b82980.jpg)
車内を巡っているうちに、あっと言う間に終点 越後湯沢駅に到着。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c5c4c0246c.jpg)
到着後も殆どの人がすぐ出口を目指さず、じっくり外観を撮ったり、記念撮影しているのが印象的でした。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2bdf8a6db.jpg)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c5c4c76613.jpg)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2a8c5aea8.jpg)
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/572c056775ef3.jpg)
現美新幹線車内の見どころ
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574aabd74dacf.jpg)
12号車は鏡を使ったアート車両。移りゆく車窓の反射を楽しめます。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574aaddbddebe.jpg)
また錯覚で、車内が倍の広さに感じられたのが印象的でした。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574aabed21aec.jpg)
14号車は迫力ある写真による空間です。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574aabfb1bb39.jpg)
ソファ脇のテーブルには写真集が置かれており、その他の作品も見る事が出来ました。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574aac0a36caa.jpg)
15号車はガラスのショーケース内に作品が展示されており、本当に美術館のような雰囲気でした。またこの作品は釣り下がっているので新幹線の揺れにあわせて作品も揺れるのです。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574aac217b341.jpg)
16号車は新潟をモチーフとした映像アニメーションによる作品。5つの液晶画面に映し出される景色の映像はまるで車窓を見ているかのようでした。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2c5b90178.jpg)
12・14~16号車の座席はこのようなソファシート。指定席ではないので、自由にまわって腰かける事ができます。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2d13b3327.jpg)
客室とデッキの仕切り部分です。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2c8ed8747.jpg)
11号車は普通指定席ですが、もとは「こまち」のグリーン車だった車両。座席の形状・シートピッチもそのままなので、足元が広々しています。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2cf325a5b.jpg)
デッキの壁はシックな色使いになっています。
![](https://tetsudo-shimbun.com/archives/002/201605/574b2d05e2ff0.jpg)
【2016/05/30】記事更新・写真13枚追加
「現美新幹線」に乗るには?
上越新幹線の臨時列車「とき」号として運行
「現美新幹線」は週末などを中心に、上越新幹線の臨時列車「とき」号として運転し、上越新幹線(越後湯沢~新潟間)の各駅に停車します。
現美新幹線の運転日・運行ダイヤなど詳細はJR東日本特設ホームページに掲載されています。
2016年7月からは自由席も発売
11号車指定席は一般発売のきっぷで乗ることができ、12号車から16号車までは旅行商品での発売(13号車はカフェスペース)となります。2016年7月以降は12号車から16号車は自由席としての発売が予定されています。
きっぷ・ツアーの予約・購入方法
一般発売のきっぷ(11号車指定席)は全国のJRの主な駅、JRの旅行センター及び主な旅行会社で発売、「びゅう旅行商品(ツアー)」(12号車から16号車)はJR東日本のびゅうプラザ、主な旅行会社で発売されています。
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