JR南武線の従来車両「205系」インドネシアへ 保育園児らの絵と共に

  • 公開 2015.12.02

新型車両への置き換えが進む首都圏のJR車両。置き換え対象となる従来車両の中には、他の路線で再利用されたり、国内のみならず海外で再活躍する車両もあります。


譲渡のためクレーンれ吊られ船に積み込まれる南武線「205系」

譲渡のためクレーンれ吊られ船に積み込まれる南武線「205系」


JR南武線「205系」まもなく海外譲渡完了


JR東日本横浜支社はこのほど、インドネシア共和国への譲渡・技術支援を行っている南武線の従来型車両「205系」について、まもなく譲渡が完了(120両)すると発表しました。


車両のみならず技術支援も


川崎~立川間を南北に結んでいるJR南武線。

2014年から新型車両「E233系」の導入を進めるとともに、2015年4月からは同線の従来車両「205系」のインドネシア共和国・ジャカルタへの譲渡を実施。


インドネシア・ジャカルタで活躍中の元・南武線205系

インドネシア・ジャカルタで活躍中の元・南武線「205系」


さらに乗務員(運転士)による車両の点検・整備に関する支援も行われてきました。そして2015年12月、いよいよ譲渡が完了となります。


”海外でも頑張ってね!”保育園児ら「絵」で応援


2015年11月16日より最終譲渡となる編成には記念のヘッドマークを取り付けて運行。11月30日から12月6日までは南武線沿線の保育園児が描いた応援の「絵」・「塗り絵」を掲出します。


南武線 海外譲渡 205系 ヘッドマーク

最終譲渡記念のヘッドマークを付け運行中の南武線「205系」


車内に掲出した作品は12月譲渡予定の車両と共に、ジャカルタ首都圏鉄道へ”プレゼント”されることになっています。


南武線「205系」1月ラストラン


また2016年1月9日には同線「205系」の最終運行を迎えます。同支社では「ありがとう運転」の実施も予定しています。



画像提供:JR東日本横浜支社


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