天皇、皇后両陛下が乗車される「お召し列車」などとしても使用されるハイグレード車両「E655系」。
6両編成1本のみ存在し、日常的に走る車両でないため見るのもレアですが、稀に『特別車両』を外した5両編成で愛称:「和 -なごみ-」として旅行商品として一般に乗る事ができます。
今回はそんな“レア車両”の内外装をご紹介します!
【2010年の乗車記です。現況とは異なる場合があります。】
朝の上野駅に、ひときわオーラのある列車が入線してきました。E655系「和(なごみ)」です。
光線によって黒にも紫にも見えるその車体はただものではない雰囲気を醸し出しています。
光沢仕上げでピカピカです。ホーム向かいの電車も反射して映り込むほど。
早速車内へ。まずデッキに入って、紫のカーペットや床を照らすLEDにビックリ。
客室に入るドアは、全面すりガラス。これも普通の電車ではなかなか無く、印象的でした。
車内の様子です(写真は降車時撮影)。2-1配列のシートがゆったりと並びます。
シートピッチ(前後間隔)も広々。
座席は電動リクライニング。
飛行機や、新幹線のファーストクラス『グランクラス』のような荷棚です。
窓と窓の間の柱もオシャレ。上からLEDのスポットライトで照らされます。
座席から客室内を見た様子。重厚感がありました。
客室内の案内表示器も新幹線「グランクラス」と同様のミラー仕上げのフルカラーLED。ただし、この「E655系」はグランクラス(2011年デビュー)よりも前に登場しています(2007年デビュー)。
座席アームの片側からは、液晶モニタが出てきました。テレビ放送も観られます。
鉄道ファンには嬉しい、鉄道ビデオもあります。
さらに、先頭車に設置のカメラ映像も見ることができるのです。
映像だけでなく、車内販売の注文もこのパネルでできるのです!
注文したアイスクリームもロイヤルでした。
車内探検の様子です。
3号車には9席のみVIPシートがあります。
座席は革張り。
3号車には車内販売準備室がありました。
3号車の一部はVIP室となっており、個室寝台列車のような廊下が続きます。
床もフカフカのじゅうたん敷きです。
4号車にも車内販売準備室があります。この時は「E655系」グッズ販売が行われていました。
1号車は機械室がある関係で長い廊下が続きます。幻想的でした。
「E655系」どうやったら乗れるの?
レア車両「E655系」ですが、冒頭でもお伝えしたように2016年現在も稀に旅行会社各社より、『E655系なごみで行く~』といったツアー名で旅行商品として販売されることがあります。乗ってみたい方はぜひこまめにチェックしてみてくださいね。
【2010年の乗車記です。現況とは異なる場合があります。】
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