西武鉄道が秩父鉄道の協力のもと、蒸気機関車の牽引する客車列車「SLパレオエクスプレス」を、西武秩父線・西武秩父駅から臨時列車として運行するということで、実際に乗ってみました。

60年ぶりに西武の本線系統駅からSL発車
秩父鉄道が保有し、普段は土休日を中心に熊谷~三峰口駅間で運行している「SLパレオエクスプレス」。
西武秩父駅近くにある秩父鉄道との“渡り線”を使用して史上初、同列車が入線・発車するもので、西武鉄道の本線系統の駅から蒸気機関車が出発するのは約60年ぶりの事となります。
池袋から臨時接続列車で西武秩父駅へ
池袋駅から事前募集によるイベント参加者向けの臨時列車に乗り、西武秩父駅を目指します。

西武特急「レッドアロー」(クラシック)がやってきました。

SLイベント参加者のみが乗車できる臨時接続列車です。池袋駅のほか、SLが保存されていることにちなみ、保谷駅からも乗車することができました。

車内では参加記念乗車証が配られました。
SLパレオエクスプレス、西武秩父駅に現る

西武秩父駅に到着。ほどなくして、隣のホームに秩父鉄道のSLが入線、貴重なシーンに皆シャッターを切ります。

このホームから撮影できるのは今回のイベント参加者のみ。

そしてSLパレオエクスプレスと西武特急レッドアローが並びました。

SLが入線すると、ホームではジャズ演奏が始まりました。


その後は、出発セレモニーも行われました。

いよいよ、SL列車に乗り込みます。

汽笛を盛大に、長く鳴らし発車。

ホームから手を振って見送られながら進みます。

わずかながら西武線の線路をSLが走ります。“渡り線”を通過後、秩父鉄道の線路に入ります。

SL車内ではオリジナル掛け軸のお弁当が配られました。

中身は秩父ならではのメニューが盛り沢山。

グッズなどの車内販売も行われました。
折り返しの三峰口駅で方向転換作業なども

30分ほどで、秩父鉄道の終点、三峰口駅に到着しました。

駅員さんによる歓迎や、SLの石炭をもらいました。

三峰口駅はレトロで味のある駅舎です。

いったん外に出てみましょう。

SLは乗客に囲まれて一休み中。

石炭ならしや、給水作業が行われます。ちなみに通常のSLパレオエクスプレス(熊谷~三峰口間)を1往復するのに必要な水は、家庭用のお風呂で約45杯分(9トン)とのこと。

三峰口駅では折り返しのため、機関車の方向を変え、付け替えなければなりません。そこで転車台を使って方向を変えます。

転車台に乗りました。

グルっとまわって…

無事向きが変わりました。

折り返し発車前にはホームでジャズ演奏がありました。
終点、秩父鉄道・秩父駅に到着

三峰口から揺られること約30分、臨時SLの終点、秩父鉄道の秩父駅に到着、SL特別列車の旅は無事終了しました。
今回の歴史的瞬間を記念して、西武鉄道と秩父鉄道のコラボ記念乗車券も発売されます。発売箇所は「西武・電車フェスタ2016 in 武蔵丘車両検修場」(2016年6月5日)および三峰口・御花畑・秩父の3駅(6月7日から)です。
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撮影:福岡誠
取材協力:西武鉄道・秩父鉄道
・「パレオエクスプレス×レッドアロー」コラボ記念乗車券を発売します! - 西武鉄道ニュースリリース

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