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トリビア

2014/11/05 14:32

潜入!ドクターイエローの車内はまさに”新幹線のお医者さん”

Posted by 小春

「幸せの黄色い新幹線」として人気の「ドクターイエロー」。
このほど車内見学ツアーに参加させて頂いたので、ベールに包まれていたドクターイエロー車内をレポートしたい。


ドクターイエロー

以前の記事「ドクターイエローのイロハ」でもお伝えしたように、会えるだけでもレアだが、線路や架線の状態をチェックする点検用車両のため一般客が乗る事の出来ないその車内さらにレア


ドクターイエロー 見学

子供から大人まで注目の的のドクターイエロー
ついにその車内へ潜入!


普通そうで普通じゃない「添乗室」


ドクターイエロー 座席

まず目に入ったのは意外にも通常の新幹線「700系」のような車内。でも振り返ると・・


ドクターイエロー 車内 座席

壁面にはモニタ画面が!この区画は関係者などへのレクチャールームとして使われるそう。
良くみると、荷物棚に書いてあるはずの「1番AB」のような座席番号の表示が無いことにお気づきだろうか。



通常の新幹線にはあるはずの、客室ドア上の案内掲示板も無い


ここから異世界が始まる


とはいえまだ新幹線らしさがあった車内だが、この先からはドクターイエローならではの空間が続く!


ドクターイエロー 資材置き場

資材を置くための車両。座席の無い新幹線の車内はとても広い


ドクターイエロー 車内 資材

ここにパンタグラフ(集電装置)など交換用の部品や検査作業に必要な道具を置いておくという。


ドクターイエロー 車内 ドア

資材の出し入れがしやすいよう、普通の新幹線よりドアが大きくなっている。


続く廊下、壁の向こう側には・・


ドクターイエロー 廊下

車両によっては廊下が続くエリアが。壁の向こうに何があるのか気になる所。


・・とその前に、ここでドクターイエロー車内の通路や共用設備のヒミツをご紹介。


ドクターイエロー車内設備のヒミツ


ワケありの空調吹き出し口


ドクターイエロー 空調

ドクターイエローは天井裏にデータを運ぶためのケーブルがたくさんあるため、通常の新幹線より低い位置に吹き出し口がついている。


エキサイティングな連結部分


ドクターイエロー 連結部

ドクターイエローではさまざまなデータを集めるため、ケーブルが車両をまたいで張りめぐらされている。


車内に坂や段差が


ドクターイエロー 車内 デッキ

線路のゆがみを測定する機器が床下についているため、床が高くなっている車両も。廊下やデッキに坂や段差があるのが印象的。


会社の給湯室?いえ、新幹線です


ドクターイエロー 洗面台

車内には銀色のシンクも。まるで会社の給湯室か家の台所のよう。


ココは普通の700系だった


ドクターイエロー トイレ

車内には、ドクターイエローに乗車する検査員のためのトイレも設置されている。そのトイレや洗面台は、通常の700系と同じとの事。


ドクターイエローのロゴ!?


ドクターイエロー ロゴ

ドクターイエローの外観には、名称やロゴマークなどは一切描かれていないが、車内には「Dr.YELLOW」の文字を発見!


秘密の個室


先ほどの廊下の所々にはドアが。その向こうには・・


ドクターイエロー 個室

ミーティングルーム。ソファとテーブルが並ぶ。


ドクターイエロー 休憩室

こちらは休憩室。シートの柄は700系普通席と同じだ。


ドクターイエロー 会議室

他にも会議室のような個室も。


突然現れる階段と1人掛けの座席


ドクターイエロー 観測ドーム

編成中2両には車両の真ん中に階段と1人掛けの座席が。
ドクターイエローを見たことがあったり、鉄道に詳しい方の中にはピンとくる方もいらっしゃるのでは。


ドクターイエロー パンタグラフ 観測

これは、走りながらパンタグラフや電気設備の監視・点検ができるようになっている「観測ドーム」。


ドクターイエロー カメラ

ドームではカメラでの撮影もしている。


ドクターイエロー パンタグラフ 車内

観測ドームの座席からパンタグラフを見た様子。筆者が思っていたよりも遠くにパンタグラフがあった。


見るだけでなく、データ化も


ドクターイエロー 高圧室

「高圧室」と呼ばれる部屋では、パンタグラフなどから取り込んだ電気設備の測定データを作っている。


映像やデータをリアルタイム監視する”心臓部”


軌道検測室


ドクターイエロー 車内

床下装置から線路の状態のデータなどが送信され、この部屋のモニターに映し出される。検査員はモニターを見ながら点検を行う。


ドクターイエロー 車内2

動く車内のためか、椅子にはローラーが付いていない


ドクターイエロー 車内3

客室ドアの上に付いていそうな表示器が側面に。


ドクターイエロー 車内 モニター

ドクターイエローの先頭部に設置されているカメラで線路の状態を撮影し、モニターに映し出してチェックを行う。


電気関係検測室


ドクターイエロー 車内 4

このエリアはちょっとしたオフィスのような雰囲気を感じた。


ドクターイエロー 車内 5

その裏は、緊張感ただよう監視ルームになっていた。


ドクターイエロー 車内 6

架線の状態や、ATCの信号レベル等のデータが送信され、モニタに映し出される。検査員はモニタを見ながら点検を行う。


新幹線の安全を支える「お医者さん」


車内見学全体を通して、テレビに出てくるようなNASAあるいは消防などの指令室のような”緊張感のあるかっこよさ”を感じた。実際の検測中ではなかったが、プロ集団が集まって車内でチェックをしている姿が想像できた。


ドクターイエロー 車内見学会

その神出鬼没さから「見られると幸せになれる」というイメージの強いドクターイエローだが、車内を見学しその設備や作業内容を目の当たりにし、あらためてドクターイエローは「新幹線のお医者さん」であり、日本の大動脈の安全を支えている車両だという事を実感した。



ドクターイエロー車内動画