2017年7月15日、横浜~伊豆急下田などを走る新しい観光列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤルエクスプレス)」の実車お披露目会に行ってきました。

伊豆の観光列車 「ザ・ロイヤルエクスプレス」の車内
ヘッドラインニュースでは既に速報していますが、改めてその様子をレポートします。

列車の概要やポイントは以前の記者発表会の記事をご覧いただくとして、今回は初お披露目の実車の内外装をご紹介します。

はじめに車内の様子を何枚かご紹介します。





とても煌びやかです。
ではセレモニーから順番にみていきましょう。
お披露目セレモニー

ヴァイオリニストの大迫淳英氏による演奏からスタート。

司会進行は、筆者と同じく『伊豆急オモシロ駅長』の小林佳果氏です。

一斉にスイッチオン!

スイッチを押すと幕が落ち、「ザ・ロイヤルエクスプレス」が登場。


サービスクルーの制服もお披露目されました。

「ザ・ロイヤルエクスプレス」外観

列車は車両基地内を小移動し、屋外で外観をお披露目。

とても艶のあるメタリックブルーです。日が当たると明るい青色に、ホームや逆光で見ると藍色にも見えました。




「ザ・ロイヤルエクスプレス」車内
8両編成で定員約100名という贅沢な列車で、食事などを楽しむことができます。

編成表(「ザ・ロイヤルエクスプレス」公式ホームページより)©DON DESIGN ASSOCIATES
「プラチナクラス」と「ゴールドクラス」の2クラスがあり、食事の内容などが異なります。

それでは1号車から順に8号車まで、それぞれの車内の様子を写真中心に紹介してゆきます。
1号車 ゴールドクラス

「親子で旅を楽しむ」がテーマの1号車。窓側の座面を浅くしたファミリーシートや、木玉のつまったプールに絵本図書館を備えます。青いカメが泳ぎ回る楽しい空間です。

ザ・ロイヤルエクスプレス ファミリーシート





2号車 ゴールドクラス
ウォールナットを使用したシックな空間。家族や友人と気軽な旅ができる号車です。伊東寄りの2人掛け席はすべて海側を向いています。







3号車 マルチカー
展覧会・結婚式・会議などなんでも使えるマルチカー。電気鋳造の技術を使ったパネルを世界で初めて天井に配した特別な車両です。










4号車 キッチンカー
「ザ・ロイヤルエクスプレス」のメインキッチンとなる4号車。緑の葉に囲まれたキッチンから伊豆の海の幸・山の幸を届けます。







5号車 プラチナクラス
贅沢な空間で音楽を聴きながら食事と車窓を堪能できるプラチナクラス。多目的トイレやカーテンで仕切れる化粧台を完備。

8・7号車のプラチナクラス乗客はこの6・5号車に移動して食事を楽しみます。










6号車 プラチナクラス
天井にステンドグラスを配し、明るく贅沢な6号車。ピアノに一番近いフリースペースには形の異なる椅子が3脚。寿司コーナーも完備した新しくて楽しいプラチナクラスです。









7号車 プラチナクラス
ゆったりとした鉄のブースに、寄せ木加工をイメージした床。椅子には組子細工を配しています。








8号車 プラチナクラス
8号車はプラチナクラス乗客が利用できるライブラリーを用意。本棚のほか書斎として使用できるデスクも。また床は細かい寄木を配しています。








「ザ・ロイヤルエクスプレス」の料金は?
旅行代金は伊豆の高級旅館/ホテル宿泊や観光がついた1泊2日の「クルーズプラン」がおとな1人あたり135,000~150,000円 (2名1室利用時、2017年7月出発分の場合)です。
食事つきの片道乗車プランは2クラスあり、プラチナクラスが35,000円(おとな)、ゴールドクラスが25,000円(おとな)・20,000円(こども)です。プラチナクラスとゴールドクラスは食事の内容が異なります。
ゴールドクラス1号車のファミリーシートは、おとな1名+小学生未満のお子様1名で40,000円、おとな1名+小学生のお子様1名で45,000円となります。
どうやったら乗れるの?
「THE ROYAL EXPRESS」は2017年7月21日にデビューします。
乗車申込は公式ホームページ、または郵送(専用申込書)にて受け付けています。実車お披露目日現在、2017年9月乗車分の申込を受け付けています(7月31日まで)。
撮影:福岡誠
【伊豆急鉄道新聞 by 伊豆急オモシロ駅長】
関連リンク
伊豆の観光列車「THE ROYAL EXPRESS ザ ロイヤル エクスプレス」発表 どんな列車?(2016/11/17記事)
伊豆の観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」料理監修者・クルーズプラン発表会レポート(2017/3/1記事)
「ザ・ロイヤルエクスプレス」公式ホームページ
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