2020年2月25日、東海道新幹線の新型車両「N700S」量産車の先頭車積み込み作業がお披露目されました。その様子を写真を中心にレポートします。
記事最後部ではクレーン吊り上げなどの様子を動画でも紹介しています。
N700Sって?
東海道新幹線に2020年7月1日デビュー予定の次期車両。最新の技術開発成果を取り入れた、N700系以来の”フルモデルチェンジ車”です。
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新幹線N700SとN700Aの違いを写真で徹底的に比較してみた
現在すでにN700S確認試験車1編成が各種試験を行っていますが、今回は7月のデビューを控え、実際にお客さんを乗せて走る営業運転仕様の「量産車」が完成。
量産車先頭車の外観や、先頭車両のクレーン吊り上げ・トレーラーへの積み込み作業の様子がお披露目されました。また、量産車搭載機器のうちバッテリ自走システム・台車・主変換装置の展示も行われました。
確認試験車と量産車、どこが変わった?
JR東海によると、N700S確認試験車との外観の違いは
・運転室窓上にあったフックが無くなった
・スカート形状が変わった
・N700Sロゴの色が僅かに濃くなった
とのことです。
また確認試験車の試験を通し、乗り心地(フルアクティブ制振制御システム;量産車では両先頭車およびグリーン車・パンタグラフ付き車両に搭載)、バッテリー装置の動作確認などの細かいチューニングが行われています。
積み込み作業の様子
東海道新幹線の新型車両N700Sは、東京オリンピック・パラリンピックを前に5編成を揃え、2020年7月1日にデビュー予定となっています。
【動画】東海道新幹線N700S『量産車』完成
東海道新幹線N700Sに一足早く乗ってみた(確認試験車試乗レポート。2019/10/30 記事)
新幹線N700SとN700Aの違いを写真で徹底的に比較してみた(2019/04/20記事)