2020年8月11日、東京メトロ有楽町線・副都心線用の新型車両「17000系」がお披露目されました。その様子を写真を中心にレポートします。
記事後半では、開発コンセプト・主要諸元などの資料も紹介しています。
動画はこちら(1分19秒)
17000系って?
約45年にわたり活躍している東京メトロ有楽町・副都心線「7000系」に代わる新型車両で、副都心線開業15周年・有楽町線開業50周年に向け投入します。
デザインは従来の7000系や10000系を連想させるような丸型のヘッドライトを採用、車内は同線のラインカラーの色彩に同調させたものとなっています。
17000系では全車両にフリースペースを設置。また車両の床面高さを従来より低くし、車両とホームの段差を低減しています。
万一脱線した場合にも自動で列車を停止させる脱線検知装置の搭載や、総合指令所などから走行車両の機器状態をモニタリングするシステムを搭載。さらなる安全・安定運行を実現します。
17000系お披露目の様子
お披露目は、東京都江東区にある東京メトロ新木場車両基地で行われました。
「17000系」外観
ヘッドライトは従来車両を連想させるような丸型。車端上部に車いす・ベビーカー利用の乗客にフリースペースの位置が分かりやすいようサインを掲示しています。
東京メトロ有楽町線・副都心線の新型車両17000系がお披露目!まず先に車内に潜入! pic.twitter.com/44BLXsIzwv
— 鉄道新聞®︎ (@tetsudoshimbun) August 11, 2020
「17000系」車内
ラインカラーの色彩に同調させたデザインで、連結面・座席横の仕切り・荷棚には透明な強化ガラスを採用し、開放感ある車内になっています。
車内乗降ドア上には液晶案内装置を設置。また犯罪行為の未然防止に備え、車両内へセキュリティカメラを搭載しています。
いつから乗れるの?
有楽町線・副都心線新型車両「17000系」は2021年2月に10両×1編成がデビュー予定、2022年度までに全21編成180両を導入する予定となっています。