JR東海はこのほど、超電導リニアL0系改良型試験車の走行試験を開始したと発表した。
改良型試験車では先頭形状の最適化・前照灯・前方視認用カメラ位置の変更を行い、カラーリングのデザインも変更している。先頭車1両・中間車1両を製作し、既存のL0系と組み合わせた7両編成で走行試験を実施している。
走行試験開始日は2020年8月17日。速度向上試験を実施し、8月19日には山梨リニア実験線における設計最高速度550km/h走行試験を実施、8月20日からは1日の走行距離を徐々に伸ばし、車上機器や地上設備の安定性を確認している。今後は改良点の効果等を検証するために、消費電力や車外騒音を測定する走行試験を実施する予定となっている。